東京弁護士会宝塚歌劇愛好会では、会員の皆様に楽しんでいただく企画として、2023年1月から12月までの1年間の宝塚公演を対象に、最も気に入った作品等に投票していただく<東弁愛好会賞>を企画し、多くの会員の皆様からご投票をいただきました。

 東弁愛好会賞の投票結果を発表いたします。 

☆作品賞

<お芝居・ミュージカル部門>

 第1位 星組「1789 -バスティーユの恋人たち-」

 第2位 月組「フリューゲル-君がくれた翼-」

 第3位 花組「鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)」

 作品賞<お芝居・ミュージカル部門>1位は、星組の「1789 -バスティーユの恋人たち-」です。2位の月組「フリューゲル-君がくれた翼-」に2倍差をつけた圧倒的な1位で、多くの会員の方が「1789」に投票していました。

 「1789」は、2015年の月組初演時から、完成度の高いミュージカルとして再演の呼び声が高く、主役のロナン・マズリエは礼真琴さんにピッタリなお役ということで、星組での上演が発表された時には宝塚ファン歓喜だったと思います。「1789」に対しては、礼さんの実力と星組全体のパワーに感動したという声や、作品自体が名作で名曲揃いであるという声が多かったです。

 「フリューゲル」に対しては、宝塚ならではのオリジナル作品が良かったという声が多く、「鴛鴦歌合戦」に対しては、観るものを明るく楽しくハッピーにさせてくれるという声がありました。

<ショー部門>

 第1位 月組「万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)」

 第2位 星組「JAGUAR BEAT ―ジャガービート―」

 第3位 雪組「ジュエルド・ド・パリ!! ―パリの宝石たち―」

 作品賞<ショー部門>1位は、月組の「万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)」です。万華鏡百景色については、ストーリータイプのショーが魅力的だった、おしゃれで斬新な演出だったという感想が多数寄せられました。新進気鋭の演出家である栗田優香先生の感性や世界観に対する称賛や今後への期待の声も目立ちました。

 2位と3位は激戦でしたが、2位の星組「JAGUAR BEAT ―ジャガービート―」が、3位雪組「ジュエルド・ド・パリ!! ―パリの宝石たち―」をわずかな票数上回りました。

 開演当初からその衝撃で宝塚ファン界隈を大いに賑わせていたジャガービート。愛好会の会員の方も、強烈なインパクト、訳の分からなさに驚きつつも、すっかり魅了されて中毒になった方も少なくなかったようです。

 ジュエルド・ド・パリは、宝塚らしいオーソドックスな王道・正統派のショーで、ジェンヌさんの個性が発揮されていたとの声がありました。王道・正統派のショーは、宝塚を観た!という多幸感につつまれながら劇場を後にすることができますね。  

☆別箱賞

   第1位 星組「ME AND MY GIRL」

   第2位 雪組「BONNIE & CRYDE」

   第3位 宙組「大逆転裁判―新・蘇る真実」

 別箱賞1位は、星組「ME AND MY GIRL」でしたが、2位の雪組「BONNIE & CRYDE」とは僅か1票差!という大激戦の結果となりました。

 今年は別箱作品に良いものが多く、選ぶのが大変だったとの感想が複数ありました。「ME AND MY GIRL」に対しては、心が温かくなってハッピーとなる作品、「BONNIE & CLYDE」に対しては、キャストがぴったりはまっていた、楽曲が素晴らしかった、「大逆転裁判―新・蘇る真実」に対しては、ゲームの再現度が高く、お芝居・歌、ストーリーに惹き込まれたという声が寄せられました。

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